理事長あいさつ

本年4月からは社会福祉法人の制度改正が施行され、変革期を迎えています。大なり小なりの機関でも、それぞれ難題を抱えての門出となっているのですが、なぜか、この季節は満開の桜の花が、心を癒してくれるのです。

桜の花言葉は「精神の美」や「優れた教育」などで、美と教育(教養)が着目されています。その桜にちなんだ「桜雲会」(おううんかい)の名称は、旧東京盲学校校長の町田則文先生が、同窓会会長になられたときに生まれたようです。町田先生は就任前に所属されていた東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)の同窓会の名称が「桜蔭会」、日本女子大学の同窓会が「桜楓会」であったことより、冠に桜を拝した「桜雲会」と命名されていました(社会福祉法人 桜雲会機関誌「豊桜」1号)。

「桜雲」とは「桜の花が咲きつづいて白雲のようにみえること」と辞書でも書き表せられています。この美しい景色を人と物に例えたとするならば、秀れた人材を数多く世に出し、立派な書物や出版物を世に残すことになるのだと思います。

当初は同窓会の組織のなかで、視覚障害者の情報保障のための点字図書の出版と販売が行なわれていました。長い歴史の中で紆余曲折はあったものの、その伝統は今に生かされ、名実共に社会福祉法人 桜雲会へと受け継がれてきたようです。

社会福祉法人 桜雲会は培われた数々の財産を継承し、点字図書はもとより、録音図書、絵本・バリアフリー図書などの出版と販売、点字広報、点字サインなどの公益性を踏まえた福祉サービスも実践してきています。そのためにはガバナンスの強化、事業運営の透明性の向上や地域における公益的な取り組みにも参画し、思いやりのある「視覚障害者の情報提供施設」として責務を果たす所存でおります。

これからも利用者の皆様の暖かいご支援を賜れば幸甚に存じ上げます。

平成29年4月1日
社会福祉法人 桜雲会
理事長 一幡 良利(いちまん よしとし)

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