日本児童教育振興財団の助成による事業のご案内(絵本紹介)

2021 年 01 月 30 日

一般財団法人日本児童教育振興財団様よりご助成を賜り、絵本を発行しております。

いずれも日本語と英語の2カ国語で書かれており、英語学習にもお役立ていただけます。おうち時間の増えた現在だからこそ、この機会に盲偉人の足跡を振り返ってみるのはいかがでしょうか。

 

2023(R5) 世界に誇れる盲偉人 杉山和一 ー江戸期に視覚障害者の職業教育施設を開校(今村鎭夫文、吉澤みか絵)

定価:墨字2500円、点字(作成中)、デイジー(単体)6000円

江戸時代に中途失明者となった杉山和一は鍼術を学び、その後「管鍼術」を生みだしました。その後盲人組合の最高位「総検校」につき第5代将軍綱吉の治療も手掛けます。和一の設立した鍼治講習所は幕府に公認され、鍼灸・あん摩の施術者を育成することとなったのです。

 

2022(R4) 見えない壁をこえてー視覚障害者の自立を目ざした高橋豊治の物語(タケシタナカ文、タカハシコウコ絵)

定価:墨字2500円、点字5000円(CD付)、CD(単体)2500円

明治から昭和の時代を生きた高橋豊治は、鍼灸師として「ハリの達人」といわれた臨床家です。鍼治療に訪れるだれに対しても、同じように接しました。また、理事として、盲生徒の自立を手助けするために点字出版などの事業活動をする「桜雲会」にも積極的にかかわり、会が解散の危機におちいったときには、自宅を事務所にして存続を引き受けました。豊治は私財を投じて再建に着手。鍼灸師の自立のために、医学書籍を中心に点字出版に打ち込み、だんだんと事業を軌道に乗せていったのです。

 

2021(R3) 夢を追いつづけて 全盲のパラリンピアン河合純一の軌跡(津久井惠文、吉澤みか絵)

定価:墨字2500円、点字12000円(CD付)、CD(単体)2500円

本書では河合さんが生まれてから現在に至るまでの軌跡を、子供から大人まで楽しめる絵と文章で振り返ることのできる内容となっています。河合さんという一人の偉大な視覚障害者の業績を伝えるとともに、絵本という新たな形でパラスポーツの魅力を伝えることのできる1冊です。

 

2020(R2) 『粟津キヨへの旅立ち 「ふみ子の海」から』(タケシタナカ文、吉澤みか絵)

定価:墨字2500円、点字12000円(CD付)、CD(単体)2500円

盲女性として斎藤百合に続いて高等教育を受け、視覚障害と知的障害を併せ持つ生徒への教育に力を注いだ粟津キヨ。彼女の少女時代を描いた1冊です。自らの手で力強く未来を切り開いて行く少女の姿からきっと多くのものを得ることができるはずです。

 

2019(R1) 『引き継がれる夢 点字新聞「あけぼの」-左近允孝之進と妻・増江』(タケシタナカ文、吉澤みか絵)

定価:墨字2500円、点字12000円(CD付)、CD(単体)2500円

日本初となる点字新聞を発行し、情報支援を通して視覚障害のある人々の新時代を築いた二人の生涯を描いた絵本。本書を通して100年以上も前の時代に情熱を燃やした夫妻に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

 

2018(H30) 『闇を照らした白い花~斎藤百合の生涯とヘレン・ケラー』(タケシタナカ文、小島伸吾絵)

定価:墨字2500円、点字12000円(CD付)、CD(単体)2500円

明治中期から昭和初期にかけて活躍し、盲女子の母と呼ばれた斎藤百合。障害のある人の救済を自身の使命とし、活動を続けたヘレン・ケラー。二人の強い絆と当時の時代背景を描いた絵本です。

 

お申し込み・問い合わせ

社会福祉法人桜雲会

〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-11-14-102

Eメール:ounkai@nifty.com

FAX:03-6908-9526

 

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