日本児童教育振興財団助成事業(H30 )『闇を照らした白い花~斎藤百合の生涯とヘレン・ケラー』
2018 年 06 月 14 日
文・タケシタナカ
絵・小島伸吾
監修・桜雲会/馬場景子
定価 ¥2,500
今から120年以上前の明治中期、大正、昭和初期にかけて、当時盲女子の母と呼ばれ視覚障害のある女性たちの生きる希望となった一人の女性がいました。彼女の名は斎藤百合。厳しい差別や偏見の目を向けられながらも視覚障害のある女性の立場から、日本人初の大学進学や、自由に学び働ける場であった陽光会ホームの設立等、視覚障害のある女性の教育・社会的地位の向上に貢献しました。また、視覚と聴覚の重複障害であったアメリカ人のヘレン・ケラーも、障害のある人の救済を自身の使命と考え、活動家として世界中をまわり人権擁護や福祉の発展に尽力しました。本書はそんな視覚障害のある2人の女性が歩んだ生涯を、当時の時代背景を交えながら描きました。間もなく迎える斎藤百合生誕130周年を前に、ヘレン・ケラーとの伝記絵本が実現した本書は、本文を日本語と英語の2ヶ国語で掲載。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、国際的な注目が集まる日本から、盲女子の母・斎藤百合を世界へと発信していきます。
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