点字図書『阿佐博先生人生を語る~心の光を求めて~』 (長尾榮一氏インタビュー)全2巻 <好評発売中>

2019 年 01 月 10 日

 2018年4月、多くの方々に惜しまれながら亡くなられた阿佐博先生。先生は理療科教員として、また自立活動の教員として教壇に立たれただけでなく、当時点字図書館や出版所によって異なっていた点字表記の統一のために力を尽くされ、日本点字委員会の4代目会長としても活躍されていました。

 本書は、生前先生と非常に親交の深かった長尾榮一先生が聞き手となり、阿佐先生がご自分の半生を振り返り、語られたインタビューが収録されています。おおよそ6時間にわたるインタビューでは、阿佐先生が幼少期に視覚障害者となった経緯や、それからの子供時代の日々、東京盲学校で過ごされた学生時代のこと、日本点字委員会の成り立ちや東京ヘレン・ケラー協会での点字雑誌編集にまつわるお仕事について、先生と点字の関わりなどが語られています。カセットテープに録音されたインタビューをできる限り忠実に文字に起こしましたので、先生方の語り口調そのままに阿佐先生の生涯を振り返ることができるのはもちろんのこと、点字出版所や点字図書館、盲人用用具や盲学校教育の歴史をも知ることのできる内容となっております。また、平成24年2月に長尾先生が亡くなられた際、阿佐先生が読まれた弔辞の言葉もインタビューと合わせて収められています。

 盲界にとって大変大きな存在であり、点字の神様と呼ばれた阿佐先生が亡くなられ、先生が活躍されていた日本点字委員会から「日本点字表記法2018年版」が発行される今年、本書を通じて阿佐先生の功績を改めて振り返ると共に、点字の普及や発展へ繋がることを願います。

価格:12,000円  (点字図書給付事業を利用すると、2,400円になります。)

ご注文方法は、こちら

現在位置:ホーム > ブログ > 点字図書『阿佐博先生人生を語る~心の光を求めて~』 (長尾榮一氏インタビュー)全2巻 <好評発売中>

このページの先頭へ