小学4年のための点字のお話

点字って知っていますか ^ ホームページみんなの点字教室

 皆さん今日は、清水先生から紹介して戴きました桜雲会の高橋です。「桜雲会」って漢字三文字です。どのような漢字を書くでしょうか。はい、石田君どうぞ、「おうは王様の王、うんは運河の運、かいは海外の海」。素敵(すてきな)な漢字を当てはめて戴(いただ)いてありがとう。「桜の木の桜、空に浮ぶ雲 会社の会」と書きます。
 仕事は、活字になっている医学書などや皆さんの住んでいる市の広報誌(こうほうし)を点字に変換(へんかん)・編集(へんしゅう)し視覚(しかく)に障害(しょうがい)を持っている方に届(とど)けています。年6回発行の小学生を対象(たいしょう)にした点字雑誌「テルミ」の編集もお手伝いしています。

 突然ですが、「点字」という言葉を「聞いたことがある人」、文字を「見たことのある人」は黒板に向かって右側に、知らない人は左側に移動(いどう)してください。右側のグループを「桜組」、左側のグループを「梅組」としますね。「桜組」に聞きます。「点字を触(さわ)ったことのある人、両手で丸を作って下さい。六人ですね。」「では見たことのある人、両手をあげてください。二人ですね」。「梅組」の人に聞きます。「盲導犬(もうどうけん)を目の前で見たことのある人、テレビで見たことのある人」。全員手があがりましたね。
 皆さん点字をどのような所で見ましたか? 塩見さんどうぞ、「私の住んでいるエレベータの階段表示ボタンの横です。」、駅の構内(こうない)で点字の表示に気が付いた人はいますか? はい、秋田くん。「切符を買うところのボタンのしたにあったと思う。」そうですね。こまったことがあります。点字が逆に貼(は)られている駅もあります。皆さん発見したら駅員さんに教えてあげてください。
 階段の手摺(てすり)にも表示がしてありますので、注意してどこの位置に取り付けてあるか見てくださいね。点字の表示を上からたたいたり、はがしたりする人がいます。知らない駅では、点字の表示や駅のアナウンスが頼(たよ)りです。いたずらはやめましょう。それからこんな所にあったら便利だと思うという意見がありましたら、メールで教えてくださいね。

 では、六人の方は、縦に二列ずつ三人並んで下さい。そして、お互いに少し間隔(かんかく)を開けてくださいね。両手をあげている二人は、前に出てきてください。点字ってどんな形をしているかを皆さんに知ってほしいと思いましたので、五十音表を持ってきました。前に出てきたお友達、配るのを手伝って下さい。(点字の読み方一覧)それではこれからこの五十音表を使ってゲームをします。
 それでは、一列目の上から順に、相川さんを1の点、鈴木君を2の点、塩見さんを3の点。二列目の上から順に田中さんを4の点、野田君を5の点、三輪さんを6の点とします。「梅組の人は、五十音表を見ながら一文字を決めて下さい。例えば、「き」と言えば、「桜組」の人は1の点、2の点、6の点の人が立ちます。今度は逆に「桜組」の人が、1の点、5の点、6の点の人が立ちます。「梅組」が何の文字かを答えます。それではやってみましょう。

 皆さん、今度は「しんだいしゃたのむ」を読んでみて下さい。山川君からどうぞ。「しんだ いしゃ たのむ」。野川さんどうぞ。「しんだいしゃ たのむ」。このように自分の伝えたい語句で切っていきます。では、問題です。「かえるかえるは  みちまちがえる むかえるかえるは ひっくりかえる」。みなさんで読んでみましょう。「かえるかえるは  みち  まちがえる むかえる  かえるは ひっくりかえる」。
 こんどは、難づかしいですよ。「いちのいのちはちりまする  にのいのちはにげまする  さんのいのちはさんざんで  よんのいのちはよっぱらい」。塩見さんどうぞ、「いちの  いのちは  ちりまする  にの  いのちは にげまする ・・・」。全員の声が聞こえてきました。「さんの  いのちは  さんざんで・・・」。では、自分の名前を書いてみましょう。

 私たちは、お友達の顔や桜の花を見て、ものの形などを見分けられます。このものが目に映(うつ)るときの光の刺激(しげき)で起こる感覚(かんかく)のしくみのある部分に障害があるために、見ることが不自由、または不可能になっている状態(じょうたい)のお友達もいます。このお友達が通う学校が盲学校です。盲学校は全国に78カ所あり、皆さんの学校と同じで1年生から6年生までが遊びに、勉強に元気よく毎日楽しく過ごしています。(盲学校のホームページ、全国盲学校一覧 大阪府立盲学校のホームページはたのしいよ)
 盲学校のお友達の教科書の内容は、皆さんが使っている教科書の内容と同じです。ただどこが違うのか知っている人いますか?そうです。「点字」と呼ばれている文字です。
 盲学校の授業で、算数の計算や国語の作文を書くときは点字タイプライターを使います。漢字で「国語」は2マスですが、点字で書くと4ます使います(こくご だくてんを1マスとして数えます)。
 ですから、4年生の国語の教科書を点訳しますと、ひらがなの点字で書くため、3センチぐらいの厚さの本になってしまいます。そのうえ2冊になってしまいます。コンピュータのソフトを使い、4年生の国語の教科書を点訳入力してみると、フロピーディスク1枚に保存することができます。ビックリするでしょう。これが教科書です。 

 点字はだれが考えたのでしょうか。点字は、1825年にフランス人、ルイ・ブライユが考えたのです。最初は六つの点で表わす文字にみんなが驚き、なかなか使ってもらえませんでした。少しづつ使ってみるとすばらしさに気づき、使うようになりました。外国で作られたものですから、日本ではそのまま使うことは出来ませんでした。
 そこで、盲学校の石川倉次先生は、他の先生や生徒達と話し合いをし、ついに1890年の11月1日に日本の点字を完成させました。皆さんすばらしいと思いませんか。人さし指を滑(すべ)らしながら、左から右に読んでいきます。読む速さは、人によって違いますが覚えるのには努力と時間がかかります。皆さんも、点字が書けるようになったらお手紙下さい。それでは、点字図書のできるまでを見てください。

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